2次元オタクが宝塚歌劇にハマった話

私は元々、アニメやゲームなどを嗜む二次元オタクでした。

 

宝塚歌劇にハマったきっかけは家族です。

 

家族が続々と宝塚にハマっていき、気がついたら自分でも宝塚について詳しくなっていました。

 

初観劇は月組公演『I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-』です。

その時、印象に残った役は光月るうさん演じるエルフィーと、風間柚乃さん演じるフェリックスです。

海外ミュージカルなだけあって曲が良くて、何回でも見たいと思える作品でした。

その後、月組御園座公演『赤と黒』も観劇しました。

印象に残った役は、美園さくらさん演じるレナール夫人ときよら羽龍さん演じるエリザでした。

赤と黒は後に脚本を読んだのですが、脚本を読んだ時よりもエリザの存在感を強く感じました。

 

それらを見ているときには、物語の面白さに感激したり、舞台自体を楽しんでいたのですが、この次に観劇した月組の大劇場公演までに大きな変化がありました。

ライブ配信や、楽天テレビのタカラヅカ・オン・デマンド プレミアムプランに契約したことで沢山の宝塚作品やタカラヅカ・スカイステージの番組で見ることができるタカラジェンヌの素顔を知る番組に触れることでタカラジェンヌの名前と顔が一致するようになったことです。

 

とは言っても、その頃はトップスターさんや路線の方々くらいしか一致していなかったのですが、月組の『ピガール狂騒曲』を観劇して、一気に宝塚の面白さにハマりました。

和物ショーの『WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-』もチョンパで始まる明るい場面や鏡の場面が印象的でこれが宝塚…✨と楽しい気分になりました。

 

顔がわかると、あの人はあの時にどんな役をしていたとか、スカイステージのあの番組であんなことをしていただとかが頭に浮かんできて、とても楽しかったです。

 

つまり、宝塚は舞台を楽しむだけでなく、そこに出ているタカラジェンヌを楽しむことのできる素敵なコンテンツだと気づいたことが私が宝塚にハマった大きな理由だと思います。

 

また、宝塚はグッズも安い。

スチールや舞台写真は、アニメイトに売っていたら確実にランダム仕様で2枚で600円くらいしていたような気がする。

とても安い。

 

チケット代も、宝塚以外の公演と比べると安いです。これは、劇場を持っていることが大きいと思います。

 

なので、手に取りやすいなと感じます。

チケット代が安いと遠征費に少しかけてもいいかと思えるところも良いところです。

 

宝塚を楽しむのは舞台と、そして舞台以外の要素が強いと思いました。

 

まず、宝塚大劇場周辺のソリオから花のみちの独特の雰囲気。

宝塚という夢の国へ入っていくドキドキ感がたまりません。

今のところ大劇場でしか観劇したことはないのですが、とても素敵な場所だと毎回新鮮に感じます。

 

タカラヅカ・スカイステージでの毎日のタカラヅカ・ニュースやNOW ON STAGE も魅力の一つです。

そのときにやっている公演の見どころや稽古場の様子でどのような場面があるのかをよく知ることができます。

 

これは、他の劇団ではほとんどないのではないでしょうか。出演者が舞台について語っても、ほとんどCMのような短い時間で、その人について詳しく知る機会もない。

宝塚歌劇はいわゆる『供給』が多いのです。

だからこそ、頑張っているタカラジェンヌさんの存在をより身近に感じて応援したくなるのではないでしょうか。